とり店長のCL参戦レポート!愛知2026~反省「顔が良いポケモンに気を取られた」~

とり店長のCL参戦レポート!愛知2026~反省「顔が良いポケモンに気を取られた」~

「好き」を貫き、100戦のデータで環境を乗り越える

2026年のとり店長のポケカへの向き合い方は「ガチもカジュアルも」

Xのアカウントでは1日1デッキ投稿をして、毎日ポケカのリストを見て、流れてる情報からアイデアをもらって形にしていく。ガチでは、CLだけでなく今まで1回しか参加した事がなかったシティリーグにも応募。やるからには、「オリジナルなデッキ、好きなポケモンで勝ちたい」。

この気持ちは、ポケカを嗜む者なら、誰もが一度は抱いたことはあると思います。しかし8500人参加する大型大会(CL)という過酷な舞台で、勝ち上がりながらその願いを叶えるのは容易ではないと思います。

特に現代のポケカは大きな展開と地道なダメージ計算・盤面調整が必要で、一手のミスが負けに直結するシビアなゲームです。

今回、自分は5月9日・10日に開催された「ポケモンカードゲーム チャンピオンズリーグ2026 愛知 May(以下CL)」に向け、相棒と決めた《メガユキメノコex》《メガミミロップex》と共に、出会ってから100戦の練習を目標に自分なりの練習と分析を行いました。

練習の果てに見えた結果と現実。「好きなポケモンで勝ちたい」という願いに自分は近づけたのでしょうか。

1. CL愛知のメタゲーム分析

CL大阪から愛知までの環境は、拡張パック『ニンジャスピナー』以降、カードの追加が《メガマフォクシーex》1種類のみという、大会結果と新しく見つかったデッキが生まれては消えていく環境でした。

ドラパルトex(RR){ドラゴン}〈081/101〉[SV6]アンフェアスタンプ(-){グッズ}〈011/043〉[MA]ヒーローマント(-){グッズ}〈029/043〉[MA]

この環境下でのメタゲームは、 ドラパルト(《ノココッチ》型、《バシャーモex》型、ボム型)に《アンフェアスタンプ》や《ヒーローマント》を組み合わせた形 が全体の約35%を占める圧倒的ティア1状態。それ以外のデッキは3〜7%程度で無数にひしめき合っているというドラパルト系統以外は何と当たってもおかしくない状況でした。

この分布が意味するのは、「ドラパルトの対策に寄せすぎると、他の多種多様なデッキへの勝率が著しく下がる」というジレンマです。多くのデッキがベンチへの狙撃、あるいはバトル場とベンチの同時攻撃、あるいはexを一撃で沈める高火力を有しており、そのどれかを対策すると他の攻撃のガードが下がるのです。

CL福岡に続き、今回もまずDay1突破のボーダーである「6勝2敗」を目標に据え、デッキ選択の最低条件を以下のように定義しました。

《ドラパルト》、および《アンフェアスタンプ》《スペシャルレッドカード》に耐性があること。

初動の安定度が高く、メインプランへの到達の再現性があること。

Day1とDay2でデッキ変更が可能なルールにおいて、Day1に求められるのは爆発力よりも、自分は事故を起こさず、どんな相手にも「継続して出力を安定して出し続ける再現性」だと判断しました。

ノコッチ(C){無}〈078/100〉[SV9]ノココッチ(-){無}〈130/187〉[SV8a]ノココッチex(RR){無}〈079/100〉[SV9]

また、CL大阪以降の顕著な傾向として、ノココッチライン(《ノコッチ》、《ノココッチ》、《ノココッチex》)の採用率向上が挙げられます。

ポケモンにどんなデッキでも入る手札を整える特性が少なく、 不安定なカードプールを補うために多くのデッキに《なかよしポフィン》や《ポケパッド》が採用されていますが、終盤に腐りやすいカードでした。

しかし、終盤であってもこれらを《ノココッチ》の展開札として使うことで、特性による再利用可能なドローソースへと変換できることが知れわたり『ニンジャスピナー』発売以降から人気が上がっていきます。

特に、採用率5割を超える最強のACE SPEC《アンフェアスタンプ》に対し、盤面に置いておける「3枚ドローの権利(《ノココッチ》)」を準備しておくのは定石です。一方的に不利な状況を作らせないための自衛手段として、このラインはあらゆるデッキに採用が見られるようになりました。

さらに派生進化の《ノココッチex》は、CL大阪で3位や国外大会での活躍が話題の《イワパレス》の「exからのダメージ無効特性」を貫通するほか、たねex主体のデッキに対しては1エネで240~300ダメージ以上を叩き出すポテンシャルを秘めています。単なるドローソースに留まらず、苦手な相手への回答を1枚で兼ね備えるパッケージとして、その人気は上がっていきました。

ロケット団の監視塔(U){スタジアム}〈096/098〉[SV10]

この流れを受け、《ノココッチ》の特性を止めるための《ロケット団の監視塔》がスタジアムの主流になると予想。序盤の事故を防ぐ《リーリエの決心》や、終盤の《ボスの指令》を引き込む《ニャースex》の採用率も6〜7割に達し、環境は《ノココッチ》を使いこなすか、あるいは監視塔でそれを封じ込めるか」という対立構造を予想していました。

イイネイヌ(-){闘}〈426/742〉[MC]

事実、直前にはこれらを見越して、《イワパレス》に《ノココッチex》や《メガミミロップex》へのカウンターとなる《イイネイヌ》などの闘タイプをサブプランに据える動きも見受けられました。そのくらい、《ノココッチ》ラインは優秀な環境でした。

2. 「好き×好き×好き」

当初、CLの第一候補は「ドローバレット」でした。CL福岡やシティリーグでも使い込み、『ニンジャスピナー』環境になっても24勝7敗と高い勝率を維持していましたが、どうしても拭えない不安がありました。それは、《フーディン》や《イワパレス》、そして増え続ける《ノココッチex》への明確な回答が欠けていたからです。

そんな迷いの中、CL愛知を12日後に控えた4月28日。

お世話になっているYouTuber・ポケモニアさんが投稿した、《メガミミロップex》&《メガユキメノコex》のデッキレシピ。これを見た時に、使ってみたいと直感的に思いました。

試しに数戦回して、確信しました。「これだ」と。

メガミミロップex(SAR){無}〈114/080〉[M2]ミツルの思いやり(U){サポート}〈060/063〉[M1S]

自分は元々、《メガミミロップex》をドローで整えて、《ミツルの思いやり》による回復するループを愛用していました。何より、《メガミミロップex》は3枚SARで揃えるほど好きなカード。

SARのイラストレーターの西村キヌさんは20年来のファンであり、自分にとって「《メガミミロップex》使ってあげられる」ことには特別な意味がありました。

メガユキメノコex(SAR){水}〈233/193〉[M2a]

弱点が「闘」であるために、現在の《メガルカリオex》や《シロナのガブリアス》が跋扈する環境では諦めていたカードでしたが、《メガユキメノコex》と組むことで状況は一変します。

弱点を分散できる(弱点が闘と鋼)。

1エネで中~高火力が出せるため、《ミツルの思いやり》と相性がいい。

《メガミミロップex》では届かない進化ポケモン及び、メガシンカを一撃で沈めるポテンシャル。

そして何より、2匹とも「顔がいい」

さらに《ノコッチ》は、ポケモン銀世代だった私にとっての殿堂入りを一緒に目指した相棒ポケモン。 好き(ミミロップ)×好き(ユキメノコ)×好き(ノコッチ)=「大好き」

そんなん最高だろうよ。

3. 「ポケモンキャッチャー」最強説

CL愛知までに、まずは100戦。それまで使ってなかったデッキを手になじませるまでの練習をはじめます。

主観を捨て、客観的なデータが欲しかったので、対戦デッキ、勝敗、先攻後攻、サイド残り枚数、敗因。それらをメモに残すことにしました。まずそのデッキの強みと弱みを確認しデッキの採用意図を掘り下げます。

《メガミミロップex》の肝は《ミストエネルギー》4積み」と「回復ループ」です。

メガミミロップex(RR){無}〈072/080〉[M2]ミストエネルギー(D){エネルギー}〈043/045〉[SVN]ミツルの思いやり(U){サポート}〈060/063〉[M1S]

CL大阪優勝の《フーディン》に対し、《ミストエネルギー》でダメカンを載せる等効果を無効化し230ダメージで倒す完封ルート。そして《ドラパルト》戦では、「ファントムダイブ」で200ダメージを受けても、返しの番に《ミツルの思いやり》を使えば全回復。1ターンで場に増えたダメカンはわずか6個になります。 サイド6枚を取り切るように計算されたダメージ計算を崩す「実質的な追加ターン」です。

対ティア1への解答になりそうだと感じました。しかし、実戦を重ねる中で「手札にサポートが余る」という違和感を感じます。

わがままなもので、引かないと戦えないのに、引き過ぎたら困る。

《ミツルの思いやり》はゲーム中使えるほど強い。

しかし、《ミツル》を使うと《ボスの指令》が使えない。

ベンチを呼び出さなければ、回復だけではサイドレースが間に合わない。

ポケモンキャッチャー(-){グッズ}〈665/742〉[MC]

このジレンマを解消するために辿り着いたのが、以前にも試していた 《ポケモンキャッチャー》採用 です。キャッチャーの コインで表がでれば、《ミツルの思いやり》で全回復しながら、相手のベンチを230ダメージで沈めてサイドを2枚取る、という理不尽な動きが可能になります。

また、最後の番まで《ボスの指令》を温存できる、この「グッズによる盤面干渉」が、デッキの弱点をカバーしています。

トウコ(-){サポート}〈172/193〉[M2a]リッチエネルギー(ACE){エネルギー}〈064/064〉[SV7a]

さらに、 序盤からサイドを取っていきたいため、《トウコ》を4枚採用し、メガシンカ+《リッチエネルギー》の1回目と《ミツルの思いやり》再利用コンボを安定させ、代わりに初手以降手札にずっと残りやすい《リーリエの決心》を抜きました。

後攻1ターン目でも《なかよしポフィン》1枚からベンチを5面埋めて、《トウコ》で次のターンから進化してサイドを取る安定感を実現しました。

ゴヨウ(U){サポート}〈062/066〉[SV5a]スペシャルレッドカード(U){グッズ}〈072/083〉[M4]

手札干渉には《ゴヨウ》と《スペシャルレッドカード》を採用。

《ゴヨウ》はコイントスの結果次第で相手の手札を6枚か3枚にするカードですが、相手の《メガユキメノコex》からのダメージ計算を狂わせ、本来届かなかったはずの300ダメージを叩き出す「攻めのカード」としても機能しました。

4月28日からの2日間の練習で16勝4敗と上々の滑り出し。しかし、5月1日のジムバトル3連の武者修行では、《メガルカリオex》や《テラスタル闘ゲッコウガ》で《メガミミロップex》が一撃で落ちてしまい、《ミツルの思いやり》&《リッチエネルギー》のコンボが使えない「弱点対面」に苦しめられます。

サイド落ちでの《メガユキメノコex》の2体目が使えない対戦などあれど、見えてきた課題は 「いかにして闘弱点を《メガユキメノコex》や他のカードで乗り越えるか」

しかし、この時点で28勝11敗。Tier1と渡り合えている自信はついてきている。好きなポケモンとCL愛知を歩く道が、しっかりと見えてきました。

4. 「対策」がデッキを壊した

《メガルカリオex》、《闘ゲッコウガ》、《シロナのガブリアスex》……。これらの弱点を同時に対策する方法を模索し、迷走しはじめます。

リーリエのピッピex(-){超}〈287/742〉[MC]アカマツ(D){サポート}〈018/022〉[SVLN]パオジアン(-){水}〈043/193〉[M2a]

《フーディン》よりも当たる確率が高く、《ドラパルト》と《メガルカリオex》キラーとしてメジャーな《リーリエのピッピex》と《アカマツ》を採用し、《ミストエネルギー》を《基本超エネルギー》に差し替える。さらにはスタジアムをはがす特性の《パオジアン》を採用し、《ロケット団の監視塔》対策を厚くする。

しかし、結果は 4勝5敗 と惨敗でした。

手札の《アカマツ》を使えるタイミングがない。

特定の相手(ルカリオ)と当たらない限り、ピッピが手札でもデッキでも腐る。

対策カードが初動や手札干渉後の復帰を阻害し、これまで勝てていたドラパルトにすら負け始める。

「勝っている時には追加カードを使わず、負ける時には追加カードが手札に残ってしまう」状況に陥りました。対策カードを増やしたことで、デッキ本来の強みである安定度が損なわれていたと感じました。

《リーリエのピッピex》と《アカマツ》を諦め、闘タイプをプレイングで乗り越えるか、あるいは割り切るかの決断を迫られました。

コダック(-){水}〈032/193〉[M2a]トリミアン(C){無}〈066/080〉[M3]

迷走の果てに、わずかな収穫はありました。それが《コダック》と《トリミアン》です。

ドラパルトへの負け筋は、基本的に「ファントムダイブ」+《ヨノワール》の「カースドボム」によるバトル場のメガシンカが倒されることでした。《コダック》を採用し「カースドボム」を封じることで、このプランを阻止し、ただでさえ有利なドラパルト対面をより盤石にできました。

また、《フーディン》の《改造ハンマー》の大量投入を鑑みて《ミストエネルギー》を抜き、代わりに採用したのが《トリミアン》です。

特性で相手の手札を削り、《フーディン》対面でのリソースを奪う。

無色1エネで動けるため、序盤の《スボミー》を狩りながら、相手の攻撃を耐え抜くスペックがある。

さらに、デッキのスペースを取るためにエネルギーを計4枚(基本水3、リッチ1)まで削りました。エネルギーとスタジアムを引けない不安を《アクロマの執念》2枚採用で解消しました。

この調整後、戦績は13勝7敗と持ち直し、最終的には苦手な《メガルカリオex》や《ガブリアス》を相手に 4-0 と勝ち越すまでに至りました。

「ワンパンされるルートをキャッチャーで崩し、倒されてもいいシーンでだけミミロップをぶつける」。 この「盤面の作り方」を肌で掴んだ時、練習回数は80戦を超えていました。友人にデッキを回してもらった際も勝率70%前後を維持。誰が使ってもいいスペック。

途中、何やっても勝てないんじゃないかというタイミングもありましたが、凡ミスが増えてきたのを感じて、25~30分対戦し、5分休憩をはさみながら、口で考えている事を言語化したら連勝できるようになりました。勝てるゲームを落とすのが一番もったいないですからね。

5.対戦の振り返り・分析

合計105回戦の敗戦記録をメモの傾向を振り返りました。そこで見えてきた主な敗因の内訳は明確でした。

サポート、《ノココッチ》、ボール系に触れず負け:11回

弱点マッチ & 後攻で捲れず負け:9回

プレイミス:9回

《アンフェアスタンプ》の返しに引けず負け:2回

負けパターンの筆頭は「下振れ(事故)」でした。特定の対策に枠を割くことは、この事故率をさらに高める要因になっていました。

逆に勝ち試合では弱点マッチですら、相手の事故や自分の上振れ次第でひっくり返る可能性があることがわかります。

ならば、取るべき道は一つ。

「下振れを極力回避し、確実に勝ちルートに乗るための安定構築」への回帰です。

ポケギア3.0(D){グッズ}〈015/021〉[SVAL]

一度採用した《コダック》や《トリミアン》の対策カード2種をDay1のリストから外す決断を下しました。《ライコポン》意識の《ノココッチex》のみを最小限の対策として残し、代わりに原案にもあった《ポケギア3.0》を3枚採用。《アンフェアスタンプ》《スペシャルレッドカード》 が飛び交う過酷な手札干渉環境でハズレカードを引く確率を下げて、サポートへ触れる確率をあげ巻き返す確率を上げました。

「勝ちパターンの再現性を上げ、負けパターンの再現性を下げる」

《コダック》や《トリミアン》といった特定のメタカードは「Day 2の採用候補」として温存し、Day 1はどこまでも安定度に振り切った「削ぎ落とされた構築」で挑むことを決めました。

実際の敗北記録

実際の敗北メモ

6. 【本番】CL愛知Day1、激闘のマッチアップ

いよいよ、CL愛知本番。2週間弱でやれることはやった。徹底した準備を胸に挑んだ、本番の7戦。そこには確実にそれまでの練習の成果とデータ分析の裏付けと、それを超える現実がありました。

おまつりおんど(先攻)
相手が自他共に認めるレベルの恐ろしいほどの超上振れ。こちらが30点なら相手は200億点。すがすがしいまでの完敗に思わず笑ってしまい、緊張がほぐれました。
負け 0-1

ボムドラパ(先攻)
《ヨノワール》と《ファントムダイブ》で《メガミミロップex》を倒される。ピンチを救ったのは、 《ポケギア》からの《ミツルの思いやり》。回復で時間を稼ぎ、耐えきって勝利。
勝ち 1-1

《カミツオロチex》(先攻)
長期戦になったらきつい相手ですが、こちらの《ポケモンキャッチャー》が上振れて勝利。
勝ち 2-1

《バシャーモex》バレット(先攻)
大きな火力が飛んでこない有利対面。
勝ち 3-1

バシャドラパ(先攻)
《ゴヨウ》でお互い手札を3枚にして混乱させるも、自分も時間制限の焦りから「にげあしドロー」を使い忘れる痛恨のプレイミス。練習不足を痛感した敗戦。
負け 3-2

《メガルカリオex》(先攻)
スタートが《ルナトーン》。最悪の弱点対面。一方こちらは《なかよしポフィン》、《ポケパッド》なし、 盤面に《ユキワラシ》と《ミミロル》のみのきつい立ち上がり。相手がこちらの一撃を警戒してこちらを一撃で倒せるようになるまで進化しないルートを選ぶ。弱点練習を思い出し、エネルギーのついている《リオル》から優先的に《ポケモンキャッチャー》や《ボスの指令》で倒す。《マキシマムベルト》型じゃないことを願って《メガユキメノコex》を壁にし、《ミツル》で回復し、《パワープロテイン》を4枚使わせる。途中相手も緊張で「はどうづき」でエネルギー加速を忘れるなど両者限界の対戦の末、残り時間10秒で辛勝。
勝ち 4-2

《メガルカリオex》(後攻)
《ソルロック》スタート 。再びの弱点対面。《メガユキメノコex》を2体用意したいが、サイド落ちでかなわず。
負け 4-3

3敗したのでこの時点で強制ドロップ。

4勝賞の《ロケット団のミュウツーex》

目標の6勝2敗でのDay2には届きませんでしたが、4勝賞の《ロケット団のミュウツーex》を手にすることができ、充実感がありました。

7. 振り返り見えてきた課題と不純物

手になじむ、とても好きなデッキだからこそ、本当の正解を探しに行きたいと思いました。振り返ると以下が明確な問題点として残っていました。

スタジアムの選択 : 《夜の鉱山》が正解だったのではないか。

非ルールへの甘さ : サイドレースを捲る手段が欠けていた。

サブプランの欠如 : メインとしても運用できるレベルのサブプランが必要だった。

《ノココッチex》の不採用判断 : 結局メインプランに組み込めず、不要だった。

そして何より、 「制限時間内での正確なプレイ」 。シティリーグ等の制限時間があり真剣勝負ができる場で慣れていくべき内容でした。

Ex. 遅れてきた敗因

「やりきった」……そう思っていたのに翌日SNSで流れてきた一つのレシピに言葉を失いました。それは、《メガミミロップex》と《メガユキメノコex》の相棒に、《メガスターミーex》と《ヒトデマン》を1枚づつ加えた構築でした。

メガスターミーex(RR){水}〈021/080〉[M3]ヒトデマン(C){水}〈020/080〉[M3]

「弱点の鋼闘以外への分散」、「ベンチ攻撃による非ルールへのプレッシャー」、「メインアタッカーのちょっと足りない50ダメージを補うベンチ攻撃」、「ユキメノコラインのサイド落ちのフォロー」、「ノココッチexと違い、初手で出てもメインプランに絡められる相性」……

100戦の練習で悩み、苦しんできた課題のすべてが、その1枚に集約されていました。

大きな無力感に襲われました。 メガユキメノコ入りメガスターミーデッキとは何度も対戦していたはずなのに。 目の前にヒントはあったのになんで気づかなかったのか。試さなかったのか。

Wヒロインに気をとられていたとしか思えない。 自力でその到達点に辿り着けなかった悔しさと、自身の発想の限界を突きつけられたショックで、サイドイベントへ向かう電車の中ではぐったりと打ちのめされていました。

昨日のぶん回り、接戦、弱点などのマッチアップでの負けでは負うことのなかった心へのダメージ。デッキ構築者として敗北を認めた瞬間でした。

……あれ?でも、キャッチャー入ってないな?《トウコ》少ないな?《ふうせん》増やしたいな、《なみのりビーチ》も試してみたいな。

ここからなんだ。《メガスターミー》というピース、ここに自分の経験値を加えれば、このデッキはまだまだ深みがある。気力がもりもりと湧き上がってきました。

1枚のアイデアが、これまでの壁を次々と壊していくような感覚。そう、これこそが、自分の好きな、カードゲーム人生をかけてる ”デッキ構築”の醍醐味なんよ。

Day2のサイドイベント。さっそく新構築を試運転です。デッキの原案者であるポケモニアさん、そしてKaito君と共に、3人チーム戦のサイドイベントに出場しました。

《ノココッチex》を抜いた瞬間に《タケルライコ》に当たりまくるも3戦全勝。安定度と出力が対策カードを上回ると実感。実際には《メガスターミーex》はサイド落ちしてしまう活躍の機会がなかったものの、不思議と以前のようなサイド落ちの絶望感と苦手意識は湧いてきませんでした。メインプランで幅広い対策が取れる実感があり、精神的な余裕が生まれました。

8. 【分析】デッキの地力を決める「3つの要素」

今回のCLを経てデッキの強さを再確認と次の方程式で定義しました。

「デッキの強さ = 安定度 × 出力 ×メインプランの選択肢」

特定の相手を意識しすぎた対策カードは、デッキそのものを弱くします。自分のメインプランを広げる選択肢以外は徹底的に削ぎ落とすべきだと痛感しました。

また、今後の練習では、以下の項目をやってみようと思っています。

自由枠の貢献度を可視化する : そのカードが勝つためのプランに絡めたか?

思考の言語化 : 手なりでのプレイを減らし、ミスを回避する。

勝因の解剖 : 相手の下振れによる勝利か、プラン通りの勝利か?

ブレイクスルーの模索 : 勝率に固執せず、パーツの入れ替えを恐れず、常にデッキパワーの可能性を探す。

おわりに:2026年、ここからが「とりのガチ」

CL愛知は終わりましたが、デッキ構築欲は高まり続けています。「ベストを尽くした」つもりで、実はまだベストの先があった。それを魂で感じることができたのが、今回の最大の収穫でした。

2026年の私のテーマは、 「ガチもカジュアルも、全力で遊ぶ」

自分の「ガチ」への向き合い方がより深く、より鋭くなりました。このCL愛知での経験を糧に次のシーズン前に腕を磨いて行きます。

ここからがとり店長のガチだよ!

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